分配可能額とは
分配可能額の意義
分配可能額(ぶんぱいかのうがく)とは、会社が支払うことができる配当金の上限額のことをいいます。
分配可能額の算出方法は、会社法で規定されています。
分配可能額を超える額を配当する場合は、違法配当となります。
分配可能額規制(配当規制)の趣旨
会社法が分配可能額を規制する趣旨は、株主に対して無制限に配当を実施することを認めてしまうと、自己資本が毀損する(会社の財産が流出する)おそれがあるためです。
会社の債権者にとって担保となるのは、会社の財産のみです。したがって、債権者を保護するためには、会社に適切な財産を確保させる必要があります。
つまり、分配可能額規制(配当規制)は、債権者保護のための制度といえます。
外国語訳
英語(English):distributable amount
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