財務会計

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繰延資産

公認会計士試験・税理士試験・不動産鑑定士試験など、各種資格の論文式試験に必要な「繰延資産」の知識をまとめたページです。 繰延資産の意義 繰延資産とは、「将来の期間に影響する特定の費用」として、すでに代価の支払が完了し又は支払義務が確定し、これに対応する役務の提供を受けたにもかかわらず、その効果が将来にわたって発現するものと期待される費用をいう(企業会計原則注解・注15)。 これらの費用は、その効果が及ぶ数期間に合理的に配分するため、経過的に貸借対照表上の資産として計上することができる(企業会計原則 3-1-D)。 繰延資産の特徴 繰延資産には、通常の資産と異なり、次の2つの特徴がある。 換金性がない 効果が将来にわたって発現することが確実ではない(将来収益の不確実性) 繰延資産は、通常の資産と異なる特徴を有することから、「会計的資産」や「擬制資産」、「計算擬制的資産」などと呼ばれる。 繰延資産を資産計上する根拠 ある支出が行なわれ、また、そ...
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